素晴らしいニュース(降誕祭)
- jelcnogata
- Dec 20, 2015
- 4 min read
私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安とが、あなたがたにあるように。アーメン
クリスマス、おめでとうございます。教会に集まった私たちは、皆で一緒に喜びを分かち合いますが、なぜクリスマスに“おめでとう”とお祝いするのでしょうか。
さきほど、歌った讃美歌の歌詞にも、読んだ聖書にも、“イエスさまがお生まれになりました”と書いてありました。そうです。クリスマスとは、イエスさまのお誕生日です。イエスさまがお生まれになったとても嬉しい日だからこそ、もみの木に飾りをつけたり、大切な人にプレゼントを渡したり、皆がいろんな仕方で喜び合うのです。
皆様も、お一人おひとりが誕生日を持っています。1年に2回、誕生日があるという人はいません。神さまが、あなたにたった一つの命をくださった大切な記念の日です。だから、“生れてきてくれてありがとう”という気持ちを込めて、誕生日をお祝いするのです。
でも、よくよく考えてみると、私たちは、まだ会ったことのない誰かの誕生日会をすることはありません。“おめでとう”と伝え、“ありがとう”と答えることは、大切だからこそすることのできる挨拶なのですね。
“クリスマスは、イエスさまの誕生日”と言いましたが、私たちは今日、こうして一緒にお祝いをしています。それはつまり、イエスさまと私たちは、仲の良い友だちや家族のように、深い関係があるということです。
さて、聖書のお話に登場した羊飼いたちは、毎日、羊の世話をしていました。朝から草の生える場所に羊を連れて行き、狼や盗賊に連れてかれないように守っていたのです。1日ご飯を食べなければ、私たちは元気がなくなってしまいますが、羊たちも同じです。雨が降る日も、仕事を休まなければいけないと言われていた日にも、羊たちの世話をしなければなりません。勝手に人の土地に入って羊に草を食べさせり、休まずに働いてルールを破らなければならなかった羊飼いたちは、他の人たちに嫌われていました。一日中歩いた埃だらけの姿も、その理由の一つでしょう。
暖かい布団で寝て、休みの日には神さまにお祈りしに行く生活に憧れていても、明日のご飯を買うためには、やっぱり羊の世話をしていかなければなりません。生きるために仕方なくそのような生活をしているのに、無視されてしまうのはとても悲しいことです。しかも、“神さまは、あんな羊飼いたちには恵みをくださらないだろう”と、聖書の先生たちから言われてしまうのです。
しかし、毎日大変な生活を送り、その日は、野宿をして羊を見守っている羊飼いたちの前に、天使が現れたのです。天使は、神さまの御言葉を羊飼いたちに伝えました。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」(ルカ2:10-12)。
神さまは、他の人たちが言うように、羊飼いたちを嫌ってはいませんでした。それどころか、誰よりも早く、彼らにイエスさまがお生まれになったことを伝えるために、天使を送ってくださったのです。みんなに馬鹿にされたり、無視されたりすることも、雨や風の強い日も、寒い日も暑い日も羊の世話をしていた羊飼いたちの苦しさや悲しさを、神さまは知っておられました。しかも、イエスさまがお生まれになった場所は馬小屋です。宮殿のように門番はいませんから、埃だらけの姿でも会いに行けるのです。寒い12月でも、羊飼いたちの心は、神さまの愛に包まれて温かかったことでしょう。
聖書に登場した羊飼いたちだけではありません。神さまは、あなたの嬉しい気持ちや悲しい気持ちをすべて知っておられます。そして、あなたが安心して歩んで行けるように、道を造ってくださるのです。それだけではありません。私たちには見えなくとも、“イエスさまは、いつもあなたと一緒にいる”と約束してくださいました。今も、そして、これからも、その約束はなくなりません。
今、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」という嬉しいニュースが、真っ先に私たちのもとに届けられました。いつも一緒にいて私たちを守ってくださるイエスさまは、私たちにとって、とても大切な方です。だからこそ、クリスマスは知らない誰かの誕生日ではなく、私たちの大切なイエスさまの誕生日として、喜びながらお祝いしたいのです。
望みの神が、信仰からくるあらゆる喜びと平安とをあなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを望みにあふれさせてくださるように。アーメン
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